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抗がん剤療法について


抗がん剤療法とは?

抗がん剤療法
 
「抗がん剤療法」 化学物質である抗がん剤を用いてがん細胞の活動を抑え、破壊する治療法です。 注射、飲み薬によって血液中に入れられ、全身をめぐって、がん細胞を攻撃します。抗がん剤は血液により全身に運ばれるため、局所的ながんの治療である外科療法や放射線療法と違い、全身的な治療法といえます。 「抗がん剤療法」 は非常に強力ですが、がんの部位や状況によってはあまり効果の期待できない場合も多く、なにより強烈な副作用があるのが問題といえます。

抗がん剤療法の種類

「抗がん剤療法」 で用いられる抗がん剤は、現在日本では約70種類が承認され、さまざまなタイプの薬があります。近年、一つ一つの抗がん剤の長所を活かすため、いくつかの抗がん剤を組み合わせて併用する「多剤併用療法」が多くなってきています。
抗がん剤は、補助療法として術前・術後に用いられます。術前に用いる場合は腫瘍をできるだけ小さくすることを目的に、術後に用いる場合は手術で取り切れなかったがん細胞をたたくことを目的としています。

下記に代表的な抗がん剤を紹介致します。これ以外にも数多くの種類があります。

アルキル化剤
もっとも古くからある抗がん剤です。DNAと結合して、DNAの構造を変化させ、がん細胞の分裂・増殖をおさえます。

ナイトロジェンマスタード、シクロホスファミド、ニトロソウレア類など。
代謝拮抗剤
がん細胞の増殖に必要な物質とよく似た構造をしており、がん細胞の中に入り込みやすい特性があります。がん細胞の中に入ってからDNAの合成を止めて、がん細胞の分裂・増殖をおさえます。

5−フルオロウラシルなど。
抗がん性抗生物質
ある種のカビからつくられます。DNAと結合してDNAなどのの合成を止めて、がん細胞の分裂・増殖をおさえます。

マイトマイシンC、ドキソルビシン、エピルビシン、ダウノルビシンなど。
植物アルカロイド
天然に存在している植物を原料としてつくられた抗がん剤です。細胞分裂を止めて、がん細胞の分裂を阻害し増殖をおさえます。

ビンカアルカロイド、ドセタキセル、パクリタキセルなど。
ホルモン療法薬剤
がんの中には乳がんなどのように、ホルモンによりがん細胞がよく増殖するものがあります。そのためホルモンをがん細胞に与えないようにブロックすることにより、がん細胞の増殖をおさえるものです。

ステロイド、フィナステリドなど。

抗がん剤療法の欠点

「抗がん剤療法」 の欠点は強い副作用です。どんなにすぐれた抗がん剤でもがん細胞だけに作用し、正常細胞には作用を及ぼさないという薬はまだありません。 特に、増殖を続ける骨髄や血液の正常細胞に害を与えることが多く、強力な抗がん剤にはたいてい白血球・リンパ球などの減少による免疫力の低下や貧血など重い副作用が現れます。そのために合併症・感染症が発生する場合もあります。 また、心臓・肺・膀胱・消化器系・神経系・の正常細胞にも影響を与える場合もあり、食欲不振・嘔吐・下痢・便秘・脱毛・悪心・発熱・疲労感・肝機能障害・腎機能障害・神経障害・生殖障害などが副作用として現われます。

■ 抗がん剤の主な副作用 ■

頭髪の脱毛、嘔吐、貧血・出血、下痢・便秘、心臓・肝臓・腎臓の障害、免疫力の低下など


森
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